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アトラス彗星(C/2019 Y4)って何?
ハワイ大学が運用している小惑星地球衝突最終警告システム(英語略:ATLAS)により、2019年12月28日に発見された彗星です。
このことからATLAS彗星と名づけられました。
どうして話題になった?
アトラス彗星は発見された時は19等級というとても暗い彗星でした。
しかしその後、2月半ばには約13等、3月下旬には約8等(双眼鏡で確認できるほど)と急激に増光します。
このことから「1844年の大彗星(C/1844 Y1)」の再来とも言われ、計算上では2020年5月半ばにペルセウス座のあたりで1等~0等ほどで見ることができると予想されました。
アトラス彗星のその後
3月末になると増光がストップし、徐々に暗くなっていきました。
元々彗星の本体が小さかったため、太陽に近づいたことで彗星が崩壊してしまったのだと考えられます。(2014年に話題になったアイソン彗星と同様のケース)
4月下旬には、ハッブル宇宙望遠鏡で核が分裂した様子が公開されました。
参考
・星ナビ2020年6月号
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