かに座はどんな星座?

伝説

ギリシャ神話 化け蟹カルキノス

登場する勇者ヘラクレスによって退治された化け蟹カルキノスが星座になった姿だといわれています。

ヘラクレスは12の大冒険の一つヒドラ退治に出かけ、ヒドラに戦いを挑みます。
そのときヘラクレスを快く思わない女神ヘラが、ヒドラを助けようと足元にカルキノスを送り込みます。
しかしヘラクレスはその大きな足で、気づかぬうちにカルキノスを踏みつぶして倒してしまいます。

哀れに思った大神ゼウスはカルキノスを天に上げ、かに座にしたといいます。

 

ギリシャ神話 「火の神」と「酒の神」の馬

かに座のγ(ガンマ)星 アセルス・ボレアリスは「北のロバ」、δ(デルタ)星 アセルス・アウストラリスは「南のロバ」という意味があります。

星の名前はアラビア語で、二つの星を餌を食べるロバの姿、プレセペ星団をかいばおけ(馬の餌を入れておくカゴ)と見立ててこの名が付けられました。

また、2匹のロバはギリシャ神話の火の神へパイストスと、酒の神デュオニソスの乗馬が星になったというお話があります。
巨人たちとの戦争のときに鳴き声だけで敵を追い払ったという功績から、天に昇り星になりました。

ちなみに二つの星がプレセペ星団よりもよく見えると、天気が崩れるという言い伝えもあったそうです。

 

天国への入口

かに座の今から約3000年前の占星術によると、かに座は人間の魂がこの世とあの世を行き来する場所だとされていたそうです。

四角形が出入り口に見えたことや、当時は夏至になると太陽がかに座で輝いていたからだと考えられています。

中国の方ではかに座の四角形を鬼宿(きしゅく)と呼ばれ、同じく天国の入口と見ていたそうです。

 

有名な星

プレセペ星団(M44)

かにの口の中にある散開星団で、100~200個ほどの星が集まってできています。
肉眼で見るとぼんやりと光って見えますが、双眼鏡などを使うと星が集まっている様子を見ることができます。

 

M67

かに座はもう一つ美しい散開星団があり、それがM67です。
双眼鏡だと星団として見ることができず、望遠鏡で見ると宝石がちりばめられた王冠のようだとよく例えられます。

双眼鏡で星の群れを楽しめるM44と地球との距離が520光年なのに対して、M67は2700光年も離れているという違いがあります。

そしてM67の年齢は50億歳ともいわれており、比較的高齢です。
ちなみにM44は4億歳ほど。それと比べるとM67は倍以上も年齢が離れています。

 

参考

・春の星座博物館
・星座の図鑑
AstroArts – メシエ天体ガイド M44
宇宙情報センター かに座

 

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です