しし座の1等星『レグルス』はどんな星?意味や歴史など

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基本データ

しし座のα星
1.3等 スペクトルB7型
白色
春の星
意味「小さな王」

1等星の中で一番暗い星

レグルスの明るさは1.3等です。
1等星は全部で21個あり、この星はその中で最も暗いといわれています。

↓他の1等星の明るさはこちら
全部で21個。1等星の明るさをランキングでまとめてみました。

 

王の星

レグルスはラテン語で、「小さな王」という意味があります。

これは16世紀に活躍した天文学者コペルニクスが命名したといわれていますが、紀元前に48星座をまとめたプトレマイオスは当時この星の名をバジリスコス(王者らしいもの)と記録しています。
これがラテン語に訳されてレギア(王権)と呼ばれ、その後レックス(王)と呼ばれるようになり、それをコペルニクスが現在の呼ばれ方レグルス(小さな王)に変えました。

実は他にも様々な呼ばれ方があります。
古代バビロニアでは国王の星、インドでは偉大なもの、ペルシャでは王の星、アラビアでは王者の星、など国によって違いますが王の星に近い呼ばれ方をしています。

これはレグルスが黄道の近くにあることや、王の運勢を占う星であったためだと考えられています。

レグルスは獅子の胸のあたりに位置しているため、ラテン語で別名コル・レオニス(ししの心臓)とも呼ばれます。

 

参考

・春の星座博物館
・星座の神話

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